水子供養
「水子供養」とは …
流産や堕胎によりお子様を亡くされた方の為に通常の成人の方の供養とは別の形のご供養をすることです。基本的には子供の守り本尊の「地蔵菩薩」様にお参りします。
当山は「水子菩提所」として30年前より本堂内に水子供養の為、地蔵菩薩を安置しさらにその周囲に各個人がご奉納された水子地蔵を安置しており、現在その数は1,000体以上に上ります。
このように多くの方々と悲しみの共有をさせていただいております。
また最近は当ホームページにご供養のご案内を致しましたところ、県内や近県からも多くのご供養のお申込をいただいております。あらためまして多くの方々が大変悲しくつらい思いをされているのだなと感じている次第です。もちろんそのような事態にならない様にしていただくのが当然ですが、不幸にもそうなってしまった場合のお助けをしていくつもりです。
これからも当寺と致しましては、皆様のお気持ちに少しでもお答えができるようにしたいと考えております。
まずはご供養です。そのお気持ちが必要です。
南無水子地蔵大菩薩
住職 龍 祥
ご供養希望の方は、電話・FAX・当ホームページよりお知らせ下さい。▼
「水子」とは
堕胎することを「水にする」、流産することを「水になる」といったことからの称。民間では生後間もなく死亡した幼児を含めて赤子の葬送には成人の葬送と異なる方法をとることが少なくなかった。屋内の大黒柱の周囲や床下に埋める、なまぐさを棺の中に入れる、子供専用の墓地を設ける例があったと伝えられる。これらは仏としてのあつかいをせずに、すみやかな再生、生まれ変わりを願ってのことと考えられている。供養の為に水子地蔵を祭る風習は江戸時代から盛んであったと云われている。(岩波仏教辞典より)
ご供養お申込の手順
1.下記「ご供養方法」をご覧になりご供養方法を選んで下さい。
下記 a)~ c)の中からお選び下さい。
どれにされるかはお参りに来られた時に相談されて決められてもけっこうです。
代金はお参りに来られた時にお願いします。お供えのお菓子・ジュースなどもお持ち下さい。
もし「エコー写真」「ビデオ」等ございましたらお持ち下さい。お焚き上げ致します。
お寺でのご供養のお時間は「30分」ほどです。
年齢・性別・時代等関係なくご供養させていただきます。
a)「水子地蔵供養」
ご奉納/1体 20,000円
読経代/3,000円
計/23,000円
※水子地蔵(上記の写真参照)をご奉納いただき、永久に堂内に安置しご供養させていただきます。
何体でもお申込いただけます。もちろん読経も致します。
なお水子地蔵とは未熟なお子様の魂が迷わないよう、安住の場所としての「お墓・仏壇」のようなものです。
「ご奉納いただきました水子地蔵には、毎朝住職が丁重なる読経をしてすみやかな成仏を祈らせていただきます」
b)「読経供養」/5,000円(水子様お1人につき)
※2人以上の場合は1万円です。
※お寺にお越しいただき、住職が読経しご供養いたします。
c)「年命日・日々の報告・再会祈願供養」/3,000円(2回目以降の方)
※2回目以降にお越しの方で、年の命日等に水子様への日々のご報告や、来世での再会を願うための真心(まごころ)のご供養です。
【代行供養もいたします】
ご供養方法・代金は上の3つと同じです
※ご事情によりお寺に来られない方の為に、代わりにお寺で住職がご希望の日にご供養致します。
メール等で、氏名・住所・ご命日(わかる方)・ご供養方法・ご供養希望日をお知らせ下さい。
代金は現金書留にてお寺まで送付下さい。
◎代行供養の方は、こちらより「お経」をダウンロードして、ご希望の供養の日時にご自宅等でお唱え下さい
お経をダウンロード
[PDFファイル:238KB/A4用紙サイズ2頁です]
■「エコー写真・ビデオ」等お焚き上げ/1品につき1,000円
※エコー写真・ビデオなどのみご供養したい方はいつでもお預かり致します。
上記供養をされた方は代金は不要です。
2.ご供養方法が決まりましたら、下記の要領で当寺までお申込をお願いします。
1)予約フォームからのご予約
2)メールフォーム・メールでのお問合せ・ご予約
メールは常にチェックをしておりますので、すぐにご返事させていただきます。
[メールフォーム]
※最近、お寺からの返信メールが受信拒否で戻ってくることがありますので、受信設定をお願いします。
3)お電話でのお問合せ・ご予約
住職が不在の時は何度か、おかけ直しをお願いします。
●TEL.0766-22-4073
■ 1)から 3)の中でお願いします。できれば 1)が一番簡単で、何度もお手間をおかけしないのでお願いいたします。
当寺は住職1人のため不在の場合も多く、また様々なお参り・行事等もございます。 予約フォームをご覧いただくと、ご供養をお受けできる時間帯が書かれておりますので、その中でお時間を合わせていただきたいと思います。
※予約制になっておりますので、必ず事前にご連絡をお願いします。
※急な葬儀等でご予約後にお断り・変更をお願いする場合もございます。ご了承下さい。
よくあるご質問
皆様から寄せられた、よくあるご質問です。
- 服装・持物は?
- 服装は特に華美でなければ何でもけっこうです。
持物は数珠(あれば)・お花・お菓子等です。 - 自分の水子ではないが、ご供養をしたいのですが?
- これもよくご依頼がございます。
例えば「ご両親の系統に水子さんがいらした」「友人が水子を作ったが、友人が気にしていない様子なので、代わりにご供養をしてあげたい」等です。
このお気持ちはとても大切なことで、すばらしい思いであると考えます。
ご供養には時期・距離そして自分と他人の問題はございません。そのお気持ちになった時にされればよろしいと思いますよ。
当寺ではどんな水子様にも、真剣にご供養をさせていただきます。 - 水子のお骨を預かっていただけますか?
- 当寺では、水子様のお骨をお預かり致しております。
行政規定に基づき、火葬されたお骨に限ります。
永代供養としておりますので、半永久的にお預かりし、ご供養させていただきます。なお30年経ちましたら、合同墓に納めさせていただきます。
費用は「5万円」です。
一時的なお預かりも致します。その場合は「2万円」です。
詳しくは、当寺住職までご相談下さい。 - 遠方ですが水子供養をしていただけますか?
- もちろんです。ご供養のお気持ちに距離や時間は関係ございません。そのお気持になられた時にされればよろしいです。
当寺としましてはどんな場所からでもお待ちしております。一生懸命ご供養をさせていただきます。
なお遠方の方で、直接来れない場合で当寺にて水子供養をされたいご希望がございましたら、郵送にてお受けいたします。詳しくは当ホームページ水子供養内「代行供養」をご覧下さい。
当寺には近県からのお申し込みが多数ございます。これもご縁とありがたく思い、水子様の成仏を祈る所存であります - 長い年月、水子供養していなかったのですが…
- ご供養に時間・場所は関係ありません。そのお気持ちになったときにされれば良いのです。そのお気持ちが大事です!
当寺はいつでも皆様のそのお気持ちにお答え致します。
また以前、別のお寺様でご供養をされた方で、もう一度ご供養をされたいというご希望がございましたら、お申し出下さい。成人の方の場合でも、亡くなられた後、年忌法要いわゆるご法事は何度も営まわれます。大人でさえ一度で成仏ができるわけではございません。
お一人で迷っていないで、当寺にご相談下さい。 - 水子に親の気持ちは伝わるでしょうか?
- 我々は日常の中でも相手に自分の気持ちを伝えたいことが多々あります。そしてそんな時、皆様はどうされますか?どうしても伝えたいと思えば思うほど一生懸命相手に自分の思いをぶつけるのではないでしょうか?
それと同じです。目には見えない魂ですが、気持ちはいくらでも伝えることができます。目に見えず、反応もないだけに確かに難しいことはあるでしょう。しかしあきらめず続ければいつかその思いは通じるでしょう。特にお母様の気持ちはやはり伝わりやすいのではないでしょうか?
当寺でもそのお手伝いの1つとしまして、お堂に「水子さんへのお手紙」をご用意いたしました。ご参拝の時に水子さんへのお手紙をいっぱい書いていって下さい。 - 水子のたたりってあるのでしょうか?
- まず結論から言いますと「ありません」。
よくたたりの影響で今いる子供達に何か災いの様なことがあるのでは?と聞かれますが、考えたら亡くなった水子さんのせいにするのは気の毒です。そんな事を考えること自体ナンセンスです。
そんな事を気にするひまがあったら、一刻も早く幼い魂が迷わず成仏できるように祈って下さい。
当寺でも皆様方の水子さんが成仏できるように、毎朝丁重な読経を行っております。
共に一心に祈りましょう。 - 水子供養はなぜするのですか?
- 一言でいえば、我々成人した人間と「同じいのち」をもっているからです。ある日、ご縁がありお母さんのお腹の中に授かった「いのち」を持った人間である赤ちゃん。動き、お母さんからの栄養をもらい十月十日の間、すくすくとお腹の中で育っていくのは皆様ご承知のことですね。その生命が亡くなれば成人と同様に供養することは考えてみれば、当然すぎることです。ペットでさえ供養されている現代です。まして人間が亡くなったわけですから供養は必要と思います。「水子」という呼称に多少違和感を感じる方もおられるかもしれませんが、述べましたように人間としての供養と考えていただければ、ぜひしていただきたいと思います。
当山は水子供養のお寺として昔より行っております。まずはお参りにお越し下さい。何か感じて安心していただければと思います。 - 1人で水子供養に行ってもよいですか?
- ご事情は様々ですから、もちろんけっこうです。後日に「お2人」でいらっしゃる機会がありましたらお越し下さい。水子様も喜ばれると思います。
- 水子供養をしていただいた後、定期的にお参りは必要ですか?
- できればしていただきたいものです。特に毎年のご命日にお寺にお越しになって、読経の供養をされれば一番よろしいと思います。ご両親の命日のお参りこそ水子様が大変喜ばれます。そして天国での水子様の幸せに、そして来世での再会にもつながっていくのではないでしょうか?
全ての祈りの目的は水子様のことを「私達はいつまでも忘れないよ!」というご両親の思いを伝えるためですから。 - 申込みの時に自分の住所・氏名をお寺に知らせたくないのですが?
- けっこうです。
予約フォームの場合は住所欄は「市町村のみ」、氏名欄は「名字のみ」でも記入いただければ送信できます。
電話番号はもしもお寺で急用があった場合に、ご連絡可能な番号をお書き下さい。無理な場合は備考欄にご希望の方法をお書き下さい。
またお越しになった時に、受付表をお書きいただきますが、書ける範囲でお書き下さい。
なおご供養後にお寺から皆様へご連絡・ご案内等は一切行いません。